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その1:外乗中に落馬

1ヶ月ほど前のことですが、大雨が降ったんです。ここ南カリフォルニアでは、雨が降ること自体、めったにないこと。それが、2日間ほどかなりまとまった雨が降りましてん。で、この近辺の乗馬クラブは、屋外馬場が主流で水はけなんぞもあんまり考えられていないものですから、馬場は泥沼と化しすぐに使用不能になってしまいます。

で、その日のレッスンはトレイルに出ることになりました。参加者は、インストラクターのアビとワーキングスチューデント、それに私ともう1名の生徒の4人。バーバンクの乗馬センターの周囲には、ぐるりと簡単なトレイルが作ってあるんです。その日は雨も上がっていいお天気でしたが、乗馬センターのすべての馬場が使用不可になっているので、トレイルは結構、混んでいました。

馬たちも雨が続いて運動不足でストレスがたまっていたんでしょう。私が乗っていたミシガンは、普段は結構ダラなんですが、その日は初っ端からやる気まんまん。隙あらば走り出そうと思っていたようです。

で、アビが「トロット速歩しようか?」と言ったとき、私はもう少しタイミングをずらすべきだったんですよね。前の馬が本格的に走り出して、もっとスペースに余裕ができてから、トロットの扶助を出すべきでした。それがそもそも間違いの始まり。ミシガンは扶助が出た瞬間にかなり早いペースでトロット始めたので、私は前の馬とのスペースを取るために、ペースダウンしようと手綱を少し引きました。が、それがミシガンの気に食わなかったらしい。彼は、ペースダウンするどころか、逆に頭を振って私の手綱扶助に反抗していきなりキャンター駆歩を始めんです。で、勢いに乗って前にいた馬2頭の隙間を走り抜けようとしました。

ここで、もし、前に馬が詰まっていなかったら、このまま少しキャンターさせて停めることもできたと思うんですが、私自身も前の馬に突っ込んだらヤバイ!と、思い切り停めようとしてプチパニック状態になってしまい鞍上で”グリップ”しちゃったんでしょう、その瞬間バランスを崩してしまって「きゃぁぁぁぁ!」と言いながら、落馬っすよ。

このときは、自分の乗っていた馬だけでなく、前後にいた馬に踏まれるんじゃないかとすごい恐怖でしたが、馬もわざわざオバサン踏んで自分がバランス崩すような羽目に至るほど、バカじゃないんですね。まぁ、みんな普通に避けてくれて、踏まれたり蹴られたりすることはありませんでした。

で、落馬したとき左の腰を打ったのですが、左手の手綱は持ったまま、離さずに落ちたのも不幸中の幸いでした。怪我は軽い打ち身だけ、放馬もしなかったのです。しかし、トレイル上にいた大勢のギャラリーの前で落馬して、超みっともなかったです。とほほ。

結局、この後の外乗は、走らせずに最後まで歩いて終わり。一緒に外乗に出ていた生徒さんたちには悪いことしちゃったです。なかなか見ごたえある瞬間を提供できたとはいえ、私が落ちて再騎乗する間、無駄な時間食っちゃいましたから。

その2:噛まれる

最近、グループレッスンのときに私が乗っているのはヴァージニア。彼女は、この乗馬学校の最初のレッスン、技能評価のときにアサインされた馬で、とても乗りやすく私は大好きなんです。ただ、騎乗前の手入れ、特に装鞍時に少々難あり、なんですよね。っていうか、このバーバンクの乗馬学校の馬たち、ものすごくよく走るいい馬ぞろいなんですけど、グルーミングが嫌い、装鞍時に噛み癖のある馬がなんだか多いんです。

まぁ、安全のためにグルーミングと装鞍は必ずクロスタイでするように、と指導されていますし、1人で馬を世話しているときは噛まれないように私自身も十分気をつけているので、今まで噛まれたことはなかったんです。

ところが、先日、騎乗直前にイントラのアビとちょっと話をしていたとき、ヴァージニアにがっぷり二の腕を噛まれてしまいました。nib(齧る)じゃなくて、bite(噛む)っすよ。それでもマジ噛みじゃーなかったとは思うけど、1週間たった今でも二の腕に青あざが残るくらい、がっぷりやられました。

手綱はしっかり持っていたものの、彼女の左の肩にくっつくような形ではなく、ちょっと離れて噛まれるような位置に立っていたこと、イントラがそばにいて油断していたことも悪いんだけど、かなーりショックでした。アビいわく、これはヴァージニアの本当に悪い癖らしい。このときはアビが間髪いれずバシッとヴァージニアをどついて叱ったんだけど、こういう悪い癖って今になって矯正できるものなのかなぁ?いずれにせよ、私としては2度と噛まれないように、気をつけるしかないです。


乗馬の本には、馬の巨体をコントロールするのは非力な人間には困難なので、馬の考えをコントロールしろと書いてあります。しかし、いろんな状況で馬の考えを的確に読めるようになるためには、場数を踏むしかなく、結局どれだけ馬と接する機会があるか、騎乗する機会があるかにかかっているんですよね。クレバーな乗り手になるには、金がかかるっちゅーことです。
# by horsebackridingUS | 2011-12-14 03:25
先日見学に行ったブラッドベリー・エステート内の乗馬クラブで、本日初めてのレッスンを受けて来ました。インストラクターが結構厳しいという噂がすでに耳に入っていたので、ドキドキもんだったのですが、まぁ何とか無事に終了したかな・・・。

私は一応乗馬歴はあるけど、全然へたっぴなのと、ドイツで習ったことはすでにバーバンクの乗馬学校で直されまくりなので、いっそ初心者として扱ってもらったほうがいいと思い、乗馬はしたことあるけど全然下手です、とインストラクターには言っておいたんです。

しかし、現れたアタクシのいでたちを見れば、擦り切れた乗馬ズボンに汚れまくった膝下までのチャップス、泥だらけのショートブーツと、どうみてもまっさらの初心者でないことは明らかで、同じ時間帯にレッスンを受けていた韓国人の女の子に「You don't look like a biginner!」とすぐに言われてしまいました。うーん、バレてしまったなら仕方ない。

インストラクターが違えば、指導方法は全然違うし、乗馬クラブ・乗馬学校ごとに馬の手入れの方法とか(大まかな部分は同じはずなんですが)結構細部のルールは違ってくるので、そういうことを習って慣れる必要があるんですよね。だから、場所が変わればそこでは初心者として振り出しからやり直し、です。

今日乗った馬はクリスタル。この乗馬クラブの馬は、バーバンクの乗馬学校に比べてフライボンネットをかぶっている馬が多いです。場所柄ハエが多いとも思えないけど何でだろ?センシティブな馬が多いのかな?しかし、繊細とは程遠そうなクリスタルもフライボンネットをかぶっていました。ちなみに、ドイツ時代の乗馬学校ではフライボンネットを使うほどハエはいなかったので、アメリカに来て初めてフライボンネットなるハエ避けを見たアタクシです。

馬房から出したら、装鞍場所までつれて来て、クロスタイでつなぎます。つなげる場所は何箇所かありますが、馬と馬が顔を向き合わせる方向でつなぐことと注意されました。バーバンクではスペースが広いので、そういうことに気を遣う心配はないんですよね・・・。

クロスタイした後、ブラシをかけたり蹄を掃除したりするのは、まぁどこのクラブも同じ手順です。が、クリスタルについては、前足の蹄は掃除しないように!と言われました。

よく蹴り癖のある馬は蹄は触らなくていいといわれることがありますが、そういう場合は前足はOKでも後ろ足はNGなんですよね。あるいは全部ダメってこともありますが、後ろはOKで前はNGというのは聞いたことないです。で、理由は、なんと蹴り癖とかじゃなくて、クリスタルの馬体はバランスが悪くて、前足を片方上げさせるとそのまま静止できないらしい。首を地面につけちゃうそうなんです。ええーっ。これにはちょっとびっくり。

ま、その後、彼女を引いているときに気がついたのですが、確かにちょっと歩くときもバランスが変なんです。うーん、乗馬用の馬としてはどーなんだろー?でも、とてもいい子。おとなしくて手入れが大好きで、もーいちゃいちゃするには理想的な馬なんです。

アタクシ、どっちかというと乗馬そのものよりも馬の手入れが好きなので、クリスタルは願ってもない理想の馬かも知れません。しかし、彼女は乗っている間は馬というより、牛ですた。いやー、全然動かないこと、山の如し、じゃなくて、牛の如し。インストラクターは、「思いっきり蹴っていいわよっ」と何度も言ってくれましたが、バーバンクの乗馬学校で、馬の腹は蹴るな。ふくらはぎで絞り上げろ(スクィーズしろ)と常に注意されているので、久々にこんな走らない馬に乗ったアタクシは、なかなか思い切って蹴ることができなかったです。

そーなんですよ、馬は正直言ってバーバンクの乗馬学校は格段にいい馬をそろえています。まぁ、規模が違うので仕方ないとは思うけど。バーバンクの乗馬学校には、ほとんど脚扶助なしで走るイケイケの馬から、多少ダラ系の馬までいますけど、どんなダラ馬でも一応馬の範疇で、クリスタルみたいな牛系の馬とか、ドイツの乗馬クラブにいたロバみたいな馬はさすがにいないんですよ。

でも、この乗馬クラブのヘッドインストラクターのコリーンは、今まで会った生徒全員が口をそろえて褒めちぎっているので、教え方はとても上手なんだと思います。ただ、彼女は厳しいことでも有名みたいで、うまくやっていけるかその点が心配なんですけど。

コリーンはとにかく基礎を重視する人なので、今日は鞍なしで初歩のバランス訓練から始めました。馬に乗ったまま、上体だけ曲げて馬の腹に沿わせて伸ばしている足のつま先に触れる、上体を前方に倒して馬の耳に触れる、上体を後方に倒して馬の尻尾に触れる、という練習です。静止したままできたら、今度は馬を歩かせながら同じことをやる。ドイツ時代に何回かやったことがあるんだけど、久々だったのでちょっと緊張しました。で、上体だけ動かすべきなのに、やっぱり膝から下の足の位置がふらふらしちゃうんですよねぇ。相変わらずダメだなーと。腰から下がしっかり決まらないのが、アタクシがいつまでたっても上達しない理由なんだと痛感しました。

その後、普通に常歩、速歩、軽速歩を鞍なしで行って、円を描いたり、手前を変えたりして、とりあえず今日のレッスンは終わり。コリーンは手綱を長めに持たせること(馬によって多少違いはあるかもしれませんが)、手綱の位置を馬の鬣に触れるくらいまで低くし、両手をほぼくっつけておくこと、を要求する点で、ドイツ時代の先生に似ていて、今習っているバーバンクのインストラクターとは大きな違いがあります。

インストラクターと馬場の雰囲気は、このブラッドベリーの乗馬学校の方が上かなぁ。でも、馬は圧倒的にバーバンクの乗馬学校の方がいいと思う。いろいろ聞くと、バーバンクの馬たちは米国内だけでなく豪州あたりからも購入していて、過去にトーナメントに出ていた馬も多いんです。他方、ブラッドベリーの馬は元オーナーが経済的に維持できなくなった馬をタダ同然で引き受けているみたい。全部が全部そうじゃないけど、まだ十分乗れるけど買い手がつかずに遺棄された馬が何頭かいるそうなんです。今日乗ったクリスタルがそうなのかは確認していませんが、あの走りっぷり、骨格のバランスの悪さから考えると、遺棄された馬であってもおかしくないです。

ただ、馬たちは少数で飼われていて、クラブの人の目が行き届いているせいか、精神的には落ち着いているコが多いような気がします。バーバンクの乗馬学校にはたくさんの厩務員の方が働いているんだけど、彼らの馬の扱いって結構ぞんざいなんですよね。手入れが嫌いで引き馬のときに暴れるコがいるのは、そのせいじゃないかと勘ぐっているアタクシ。乗っているときは快適でも、手入れと装鞍のとき、バーバンクでは緊張せざるをえません。

その点、ブラッドベリーの馬たちは、手入れはすごく好きみたい。ブラシをかけている間、クリスタルはヨダレたらして半分寝てましたから。手入れ好きなアタクシとしては、乗っている間のマイナスを補うような楽しいブラシかけでしたが、こんなところで満足しているから、いつまでたっても技術的に上達しないのかもしれません。
# by horsebackridingUS | 2011-11-10 14:26
先日、ある乗馬クラブの見学に行って来ました。実は、今習っているバーバンクの乗馬学校のインストラクターに、もっと乗馬する時間を増やすようにいわれたんです(あまりに上達が遅いせい?)。で、手っ取り早いのは、現在の乗馬学校で同じイントラの先生のグループレッスンを追加することなんですが、なんせここはレッスン料が高い!バカ高い!その分、馬はとてもいい馬がそろっていて、イントラの質も高いのですが・・・。それに、ここはちょっと遠い!私の住んでいるパサデナからはフリーウェイを使わないと通えません。まぁ、フリーウェイに乗れば20~30分で着くので、メチャメチャ遠いわけではないのですが。

できれば、もっと近場で、もうちょっと安く乗馬のレッスンが受けられないかなーと探してみることにしました。

実は以前もパサデナ周辺でいくつか候補を当ってみたのですが、どこも帯に短し襷に流し。なかなか思うような場所がなくて、バーバンクまで通うことにしたんです。ただ、そのときはパサデナより西の方しか見ていなかったので、今回はサーチする場所を東に広げてみることにしました。

で、ひとつ連絡を取っていってみた乗馬クラブがある場所が、このBradbury Estateというgated communityなんです。

Wikiによると、カリフォルニア州ロサンゼルスカウンティにあるBradburyという小さな市には、2つのゲートコミュニティ(コミュニティに入るには警備員の常駐するゲートを通らないといけない、閉鎖的な住宅地)があり、Bradbury Estateはそのうちのひとつ。で、ここの住所に着くZIPコード=郵便番号は、なんと全米一不動産価格の高い場所なんだそうです。高級住宅地で有名なビバリーヒルズとか、ハリウッドヒルズとか、マリブとかより、ここの不動産価格の方が高いんですよ。どんだけ高級なんだ????

それもそのはず、ここのエステートは一戸あたりの最低敷地面積が5エーカー、20,000平方メートルなんです。最低敷地面積が、ですよっ!で、大半の邸宅はRanch牧場付き。そうなんです、ここは競走馬、乗馬用の馬、などなどを自宅の庭で何頭も飼育している馬好きの大金持ちの住むコミュニティなんです。

で、無防備なアタクシはそんなこととは露知らず。電話でアポを取り付けて、のこのこと車で出かけたのはよいのですが、コミュニティのゲートで行き先を聞かれて、「えーと、このコミュニティ内にあるStable厩舎に行きたいんです。」と言ったら、警備員さんは「Stablesってあーた、ここには無数のStablesがあるんで、きちんと名称言わないとわかりませんがな。」と(関西弁ではありませんでしたが)。

で、行き先の名前をウロ覚えだったアタクシ、超困りました。でも、なんとか名前の一部を思い出して、連絡先の電話番号から訪問先を絞ってもらって、警備員さんにアポの確認をしてもらいました。やっとゲスト用の1日有効パスを発行してもらい、ゲートをくぐったのですが、そこからがまた大変。

アポ電のときに行き方は説明してもらったのですが、先方の「すぐわかるわよ」という言葉をアタクシは、厩舎なんかどこにでもはないから、すぐわかる、という風に理解していたのですよ。すでにゲートでのやりとりでそこはかとなくイヤな予感はしていましたが、なんとゲートをくぐった直後から、いたるところに馬の放牧地がっ!しかも、その放牧地はそれぞれの大邸宅の庭先っすよ。でも、庭先って言ったって、国際トーナメントが開催できる級の馬場が敷地内に最低3つはあって、かつ、複数の馬房がある厩舎が何棟も建っているような庭先っすよ。たぶん、プールなんかも標準装備っすよ。で、そのプールも25メートルとかセコイ規模じゃなくて、たぶん最低50メートルプールっすよ。

行き先の乗馬クラブのオーナーの住所はわかっていたんです。しかし、この住所は邸宅の玄関の住所なので、ここから馬場には直接訪問客は入れません、とのこと。アポを取り付けたインストラクターには馬場に直接来るように、と言われていたので、その馬場の入り口を探さねばならないのですが、あまりの規模のでかさ、あーんど、いたるところに馬うまウマで、もう道に迷う迷う。もらった道案内どおりに走ったつもりでも、どこもかしこも馬場だらけ、乗馬クラブ銀座っすから、どこが目当ての場所なのか、ちっともわからんのです。

いやー、仰天しました。こんな世界があるんですなぁ。自宅が牧場付きというのは、アメリカの田舎ではそんなに珍しくはないでしょうけど、ここはロス郊外、パサデナから一般道で20分から30分というかなりの都会ですからねー。こんな大金持ちの住む場所が、こんなところにひっそり存在していようとは。知りませんでした。

で、訪問先がどんな乗馬クラブだったか、については、また追々。
# by horsebackridingUS | 2011-11-04 16:35
アメリカ、ロサンゼルス近郊の乗馬学校に通い始めて2ヶ月が過ぎました。やっと学校のシステムとか、アメリカの乗馬テクニックの片鱗がわかってきたところです。

こちらではまったくの初心者は、まずウエスタンの鞍から始めています。初心者はウエスタンの鞍にちゃんと座っていられるようになったら、イングリッシュサドルを使わせる。それが、この乗馬学校の方針みたい。私は一応、ドイツで乗馬経験があったので、最初からイングリッシュサドルのドレッサージュ馬場馬術用の鞍を使っています。っていうか、ドイツの普通の乗馬学校にはウエスタン鞍なんかないですからね。

以前、郊外のハンセンダム近くの牧場に外乗に行ったとき、ウエスタンで調教された馬にウエスタン鞍&ウエスタン手綱で乗せてもらいましたが、確かにウエスタンの鞍の方がずっと座りやすいっていうか、長時間乗っても疲れない形になっていますね。で、手綱は左手で持って、基本的に右手は開けておくらしい。馬上で銃や投げ縄を使うことが前提になっているから???

この外乗は、何度も川を渡渉したり(しかもかなり深い場所)なかなかワイルドな経験でした。しかし、荒地なんですよねぇ。ドイツの緑滴る野原や森の中の外乗とは大違い。あまりに景色が荒涼としていたので、リピートしようという気にならず・・・。大人2人で馬を2頭レンタルし、ガイドさんをつけてもらって1時間。1人25ドルだったか、30ドルだったか・・・。あとチップを5ドルか10ドル渡す必要があります。それでも最高で70ドルあれば十分。まったく馬に乗ったことがない人でもOKです。上級者にはガイドなしで馬だけレンタルもさせてくれます。ロスからフリーウェイで30分くらいかな?の場所で、気軽に乗馬体験ができますよ(ただし怪我や事故はすべて自己責任)。

閑話休題

ウエスタンとイングリッシュのように、馬術の流派が違うのならともかく、同じイングリッシュ系の馬術なんだから、ドイツで習ったことはアメリカでもある程度通用するだろうと思っていたのです。

私はまだまだ下手っぴではありますが、それでも2年以上週1で乗馬のレッスンを取っていたので、ある程度は乗れるつもりでいたのですが・・・。いやはや甘かったですねー。この2ヶ月はドイツで付いた癖を直されまくり、だったかも。もちろんインストラクターの先生が変わったことも大きいですが、ドイツとアメリカの馬術にも微妙な点でいろいろ違いがあるせいだと思います。で、この微妙な違いというのが、乗馬では大きな差になってくるんだなぁ。

手綱を持つ位置はアメリカの方が一般的に高め、な気がする。なんせドイツでは、もっと低い位置、タテガミに近い位置に持つように言われていました。たとえば、ウィーンにあるスペイン王室乗馬学校のBereiter騎手の馬上姿勢を見るとわかるのですが、彼らは手綱を非常に低く持っています。が、アメリカではあんな風に持つと、手をもっと高く!といわれてしまいます。古典馬術の影響の強い欧州と、常にウエスタン入っているアメリカの違いなのかしらん?

それから、駆歩のときの座り方もかなり違う。ドイツでは、Dresseurgallop=馬場馬術の駆け足は、鞍に深く座ったままで重心を前に移動させないように言われていましたが、こちらでcantorするときは、ドイツ風に言えばLeichtsitzを要求されます。障害飛越用や競馬風の駆歩で、重心を前に心もち鞍からケツがあがる感じ?とでもいいましょうか。

Seatingそのものもドイツ時代の方が深かったような気がします。若干ですが今より後ろに体重かかるような座り方Sitzだったです。前に重心が来ちゃうと、stolz!=誇らしく!と胸を張って重心を後ろにするよう言われていましたが、今、そんな座り方したら、後ろに重心かかりすぎ!と注意されてしまいます。もちろん前かがみになってはいけませんが、この2ヶ月は常にuprightに!まっすぐ!と姿勢を矯正され続けました。

あとは、今の指導方針は、細かいことは気にせずに流れるように乗れ!という感じでしょうか。ドイツ時代は、馬体がまっすぐかとか、ライン上をきちんと歩く・走る、角はきちんとカクカクに、円は流れるように丸くと、なんていうか、いかにもドイツっぽく細部へのこだわりをおろそかにするなといわれていました。だから、最初のうち馬場Ringの中を走っているときに、ギリギリまでまっすぐ行ってきちんと角を作って曲がる!ということに腐心していたのですが、なんかそういうの全然評価されないんです。もちろん、角をショートカットして四角い馬場を丸く走ったら怒られますけど、なんていうのかな、角をむきーっときっちり走るより、スムーズな流れを大事にしろって感じでしょうか?

うーん、言葉で表現するのは難しいなぁ。もちろん、ドイツ時代に習ったことが役に立っている部分もたくさんありますが、今のインストラクターが何を要求しているのか、なんとなくでも理解するまでにすごく時間かかっちゃった。だから、この2ヶ月は正直あんまり楽しくなかったなぁ。やっと先生の意図するところがつかめて、それを自分で表現できるようになりつつある今日この頃。これから、どんどん楽しくなるといいんだけど。
# by horsebackridingUS | 2011-10-15 04:04
アメリカに来て乗馬を再開して、まぁドイツ時代と同じようにはいかないだろうと覚悟はしていたものの、いろいろ勝手が違うのに戸惑っております。

まず、ドイツ・ミュンヘンではいつも室内馬場で乗っていたのですが、ここカリフォルニアでは馬は外で乗るもの、なんですね。1年の半分以上が冬みたいなもんで、本格的な冬の間は鼻毛も凍るミュンヘンでは考えられなかったことです。

ドイツ時代、お天気のいい日に乗馬のレッスンがあたることがほとんどなかった私は、最初、「外で馬に乗れるなんて、なんて素敵!気持ちよさそー!」と思っていたんですが、甘かったですよ。なんせ1年365日のほとんどがドピーカン、夏場は全然雨の降らない南カリフォルニアですから、空気は非常に乾燥しています。馬場には頻繁に散水車が出ていますが、散水しても追いつかない乾燥で、もう、ものすごい埃です。

乾燥している分紫外線も強いです。こんな直射日光の下で30分も軽速歩させられた日には、汗だくの埃まみれです。汗をすぐにきちんと拭くことができないので、なんとこの年になってアセモができてしまいましたよ。

また、ここは馬場のすぐ近くにフリーウェイが走っていてただでさえうるさいのに、巨大な乗馬施設なので、散水車やその他の作業車が敷地内を行ったり来たりしていて、とにかく周囲がうるさくてうるさくてインストラクターの指示が全然聞こえません。

今日は、新しく届いたばかりという無線のレシーバーをつけてもらって、やっと指示は聞こえるようになりましたが、外馬場で乗るのは馬も自分も集中するのが難しく、室内馬場がいかに楽だったのか痛感しております。

この学校には28頭の馬、7人のインストラクターがいます。インストラクターは今のところ同じ先生を押さえていますが、馬の方はどの馬がアサインされるのか、、レッスン直前までわかりません。

今まで毎回違う馬に乗っているので、馬にもまだ慣れることができません。最初のEvaluation Lessonで乗った馬はすごく乗りやすかったけど、そういう馬ばかりでもないみたい。特に今日アサインされたダコタは、結構我が強くて騎手の隙を狙ってアリーナの外に出ちゃう馬で、コントロールに精根使い果たしました。

この学校は、設備は整っているしレッスンもシステマチックに運営されているとは思うけど、家族経営のこじんまりした学校@ドイツに慣れていた私には、なんか機械的に処理されていてインストラクターとも馬たちとも絆を結ぶのは難しいような気がします。

というようなことを手紙に書いて、ドイツ時代の乗馬の先生に送りました。まぁ、もう少し慣れてくれば印象は変わるのかな・・・。
# by horsebackridingUS | 2011-08-10 06:54